2018年6月10日日曜日

軍艦島上陸☆

こんにちは。
丹羽です。

6/8-9と添乗業務で九州に行かせていただきました。
このご旅行のハイライトは何と言ってもタイトルの通り「軍艦島上陸」です!

ここで少し軍艦島をご紹介します。

2015年、世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」石炭産業の構成のひとつ「軍艦島」。

海底採炭の基地として周囲を埋め立てた人工島。1810年頃石炭が発見され、佐賀藩が小規模の採炭を行い、明治23年(1890)から三菱の所有となり、本格的海底採炭として操業を開始。隣接する高島炭鉱とともに、日本の近代化を支えてきた炭鉱のひとつでした。最盛期には、鉄筋の高層アパートなど様々な施設が林立。5,000人を超す人たちが生活しており、世界一の人口密度でした。昭和49年(1974)に閉山し、現在は無人島です。2009年春から上陸できるようになりました。


このような島です。
船内から撮った写真です。


image2.jpeg

今回、島内のガイドをたまたまですが、NPO法人軍艦島を世界遺産にする会の理事長さんでした。

その理事長は、44年前に閉山するまで軍艦島で暮らしてた方です。

その方のお話で興味深かったのは、
国のエネルギー政策によって、故郷を捨てさせられ、そこをこぞって皆が廃墟と呼び、パシャパシャとシャッターを切る。
ご自身の故郷がそのような状況ならどう思われますか?
と時折怒りを滲ませながら問うた言葉でした。

いずれ軍艦島の形もなくなり、誰もが興味を持たなくなるかと思います。
今、見てる現状を心の中に置いてもらい風化させないことを願ってます。と最後にお願いをされてました。

今まで何回か見ましたが、そのような気持ちで見たことがなく、少し恥ずかしい気持ちになりました。

日本には沢山の名所がございます。
もうええ歳になってきたので、見えている部分を感心するだけでなく、その裏側・その先を見ていこうと考えさせられる1日になりました。

理事長、有難うございました。

ではまた書きます。